Guide — 選び方

ブリーフケースのサイズの選び方:A4書類・B4・ノートPCが入るかを確かめる手順

編集 Sakura MATSUI公開

In short — まずお伝えしたいこと

サイズ選びは「入れたい物の実寸」と「バッグの内側の寸法」を比べるのが基本です。ノートPCは画面のインチ数ではなく、メーカーが公表する本体の幅と奥行きで確認します。たとえばAppleのMacBookは、記事で示す4機種すべてで本体の幅がA4の長い辺より大きく、「A4対応」だけではPCが入るかは判断できません。

木の机に置かれた茶色の革のブリーフケースと、クリアファイルに入った書類、閉じたノートPC

ブリーフケースは、毎日の書類やPCを持ち運ぶ道具です。見た目や素材で選んでも、使いたい物が入らなければ意味がありません。この記事では、購入前にサイズを確かめる手順を整理します。あわせて、長く使うための手入れの基本と修理の窓口の確かめ方もご覧ください。

入れたい物の寸法を確認する

まず、入れたい物の大きさを数字で把握します。書類の大きさは、規格で決まっています(単位はすべてmm)。

入れたい物短い辺長い辺備考
A4の書類210mm297mm国際規格(ISO 216)のA列。日本のA4も同じ寸法
B4の書類(日本のJIS規格)257mm364mm国際規格(ISO 216)のB4(250×353mm)とは寸法が異なる

書類をクリアファイルやバインダーに入れて持ち歩く場合は、書類そのものより一回り大きくなります。製品によって寸法が違うため、手持ちのファイルを実際に測っておくと確実です。

ノートPCは「インチ数」ではなく本体の寸法で確認する

白い紙と閉じたノートPCを並べ、メジャーを沿わせた様子
AI生成イメージ。実在の商品や、実際の寸法・比率を表すものではありません。

PCの「13インチ」「15インチ」は画面の対角線の長さで、本体の大きさではありません。同じインチ数でも、機種によって本体の幅と奥行きは異なります。メーカーの技術仕様に書かれている本体寸法で確認しましょう。

例として、Appleが公表しているMacBookの本体寸法を示します(2026年10月11日確認。メーカー公表値のcmをmmに換算)。

機種幅奥行き厚さ重量
13インチMacBook Air(M5)304.1mm215mm11.3mm1.23kg
15インチMacBook Air(M5)340.4mm237.6mm11.5mm1.51kg
14インチMacBook Pro(M5)312.6mm221.2mm15.5mm1.55kg
16インチMacBook Pro(M5 Pro)355.7mm248.1mm16.8mm2.14kg

重量は構成と製造工程によって異なると、メーカーが注記しています。ほかのメーカーのPCも、それぞれの技術仕様で本体寸法を確認してください。

この表の4機種は、どれも本体の幅がA4の長い辺(297mm)より大きくなっています。最も小さい13インチMacBook Airでも幅は304.1mmです。つまり、「A4が入る」バッグでも、ノートPCが入るとは限りません。PCを入れる場合は、PCの本体寸法そのものを基準に考える必要があります。

バッグの寸法は「外寸」か「内寸」かを確かめる

バッグの寸法には、外側の大きさ(外寸)と、内側の大きさ(内寸)があります。物が入るかどうかを決めるのは内側の大きさです。革のバッグは、革の厚み・縫い代・芯材・まち(側面の幅)の作りによって、外寸と内寸の差が変わります。商品ページの寸法がどちらの値なのかを、まず確認しましょう。

確認の手順は次のとおりです。

  1. 商品ページの寸法が外寸か内寸かを確認する。 どちらか書かれていない場合は、内寸として扱わないほうが安全です。
  2. PCの収納の目安が書かれていれば、対象の機種や寸法まで確認する。 「〇インチ対応」というインチ数だけの表記では、機種によっては入らないことがあります。
  3. 不明な場合は販売元に問い合わせる。 手持ちのPCの本体寸法(幅・奥行き・厚さ)を伝えて、入るかどうかを確認しましょう。
  4. 店舗で確かめられる場合は、実物を入れてみる。 書類やPCを持参すると確実です。

厚み(まち)と重さも合わせて考える

幅と高さが合っていても、まちが薄いと、PCと書類、充電器などを一緒に入れたときに収まらないことがあります。普段持ち歩く物をまとめて並べ、合計の厚みを測っておくと選びやすくなります。

重さも見落としやすい点です。上の表のとおり、ノートPCだけで1〜2kg程度あります。革のバッグはそれ自体にも重さがあるため、商品ページの重量表記も確認し、PCを入れた状態の合計で考えましょう。

まとめ:購入前のチェックリスト

  • 入れたい書類のサイズ(A4か、B4か)と、ファイル・バインダーの実寸を測った
  • PCの本体寸法(幅・奥行き・厚さ)を、メーカーの技術仕様で確認した
  • 「A4対応」だけでなく、PCの本体寸法で入るかを確認した
  • バッグの寸法が外寸か内寸かを確認した
  • 不明な点を販売元に問い合わせた、または店舗で実物を確かめた
  • PCを入れた状態の合計の重さを考えた